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一人親方の請求書の書き方【人工計算・源泉徴収・インボイス・締め日まで実務対応】

一人親方・職人向け | 更新: 2026-07-10

請求書に最低限必要な項目

常用(人工×単価)の場合、明細は「7月分 常用 ◯◯現場/18人工/単価23,000円/414,000円」のように人工数と単価がわかる形で書くのが建設業の慣行です。元請けは自社の出面記録と突き合わせて検収します。

源泉徴収の計算(対象になる場合)

元請けとの取引内容によっては、報酬から源泉所得税が差し引かれます。計算は次の2段階です。

税抜報酬額源泉徴収税率
100万円以下の部分10.21%
100万円を超える部分20.42%

例: 税抜50万円 → 500,000 × 10.21% = 51,050円が差し引かれます。
例: 税抜200万円 → 100万×10.21% + 100万×20.42% = 306,300円

源泉徴収の要否・端数処理は元請けの経理処理に依存します。支払通知書と1円ズレる場合は元請けの処理に合わせるのが実務です。差し引かれた源泉税は確定申告で精算されます。

インボイス(適格請求書)の書き方

未登録の場合、元請け側の仕入税額控除に経過措置が絡むため、単価・取引条件は事前にすり合わせておくとトラブルを防げます。

締め日と請求期間

請求の対象期間は元請けの締め日で決まります。月末締め・15日締め・20日締め・25日締めが代表的で、例えば20日締めなら「前月21日〜当月20日」の出面が1枚の請求書に入ります。複数の元請けを掛け持ちしている場合、元請けごとに締め日が違うのが普通なので、出面帳の段階で現場ごとに管理しておくことが重要です。

安全協力費などの「控除行」の書き方

元請けによっては安全協力費・組合費などが請求額から天引きされます。請求書側で対応する場合は、明細にマイナスの行(例:「安全協力費 −3,000円」)を入れて小計に反映させます。控除後の金額に消費税を計算するのか、控除は税外なのかは元請けの慣行に合わせてください。

手書き・エクセルからアプリへ

親方帳」なら、出面をつけるだけで現場ごと・締め日ごとに請求書PDFがワンタップで完成します。人工の明細・消費税(切り捨て)・源泉徴収の2段階計算・インボイス登録番号・控除行まで自動。入金待ち/入金済みの管理までできるので、「振り込まれたか分からない」がなくなります。

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よくある質問

Q. 源泉徴収は必ず引くもの?

取引内容と元請けの処理によります。引かれた分は確定申告で精算されるので、請求書と支払通知の控えを必ず残しましょう。

Q. 請求書の消費税は切り捨て?四捨五入?

建設業の実務では切り捨てが多数派ですが事業者選択制です。元請けと端数処理が違うと1円ズレるため、初回に確認を。

Q. インボイス未登録だと仕事を切られる?

一律ではありません。税込単価への調整などで継続している例も多く、まずは元請けと条件を話し合うことが重要です。